【📖 実体験 #004】デリヘルにアパートを貸そうとしたら、40万円だけ振り込まれて終わった話
ギリギリのビジネスをやる人ほど、悪いことができない
どうも、ボロ戸建投資家のくまっちです。
これは法人を設立し、1号物件を買った直後のお話です。
当時の私は、不動産投資家として生まれたてのヒヨコ。
右も左も分からず、とりあえず空室を埋めようと必死でした。
そこで使ったのがジモティ。
今では当たり前のように使っていますが、当時は「本当にここで入居者なんて見つかるのか?」というレベルでした。
それでも募集を出してみたんです。
すると、初めて連絡が来ました。
記念すべきジモティ第1号のお客様です。
私はワクワクしながらメッセージを開きました。
すると相手は――
福島県でデリヘルを経営している会社でした。
人生、何が起きるか分かりません。
どうやら栃木県へ進出したいらしく、営業拠点として賃貸物件を探していたそうです。
普通の不動産会社ではなかなか借りられず、探す範囲を広げた結果、うちのボロアパートに辿り着いたとのこと。
私は悩みました。
人生初の入居希望者。
しかも相手はデリヘル。
判断に困る。
そこで妻に相談しました。
「ねぇ、あのアパートをデリヘルに貸していいと思う?」
すると妻は即答。
「めっちゃ大口じゃん。」
「どうせ悪いことできないんだから貸した方がいいでしょ。」
不動産経営者としての判断力なのか。
ただ面白がっていただけなのか。
今となっては分かりません。
しかし、妻の許可は出た。
よし。
人生初の内見だ。
頑張るぞ。
そう意気込んで当日を迎えました。
現れたのは男女2名。
もっと怖い人が来るのかと思っていましたが、拍子抜けするほど普通。
むしろ丁寧。
礼儀正しい。
私の方が怪しかったかもしれません。
話を聞くと、当初は1部屋だけ借りる予定だったそうです。
しかし問題がありました。
駐車場です。
そのアパートは4戸しかないのですが、駐車スペースが限られていました。
すると相手は言いました。
「4部屋全部借りたいです。」
理由を聞くと、
「車を自由に使えるようにしたい。」
とのこと。
私からすると願ったり叶ったりです。
空室4部屋。
全部埋まる。
最高です。
話はトントン拍子で進み、
月額10万円で4戸まとめて契約する方向になりました。
しかし問題がありました。
契約開始は4月。
今は1月。
つまり3か月先です。
私は念のため言いました。
「必ず借りてくださいね。」
すると相手は笑いながら言いました。
「借りなかったら1部屋10万円払いますよ。」
普通なら冗談で終わる話です。
私もその場では、
「ははは。」
と笑って終わりました。
しかし家に帰って妻へ報告すると。
妻がキレました。
「3か月空けるんでしょ?」
「口約束なんて信用できない。」
「誓約書を書いてもらいなさい。」
確かに。
もし契約が流れたら大損です。
私は相手へ連絡しました。
すると驚くことに、
相手は嫌な顔一つせず了承。
誓約書を書いてくれました。
内容はシンプルです。
4月までに賃貸契約をしなかった場合、
1部屋につき10万円。
合計40万円を支払う。
さらに印鑑証明付き。
署名捺印まで完璧。
私は思いました。
「この人たち、めちゃくちゃちゃんとしてるな。」
そして時は流れ。
4月が近づいてきました。
そろそろ契約だな。
そんなことを考えていると連絡が入りました。
「申し訳ありません。」
「今回の話、なしになりました。」
私は頭の中が真っ白になりました。
え?
なんで?
理由を聞くと、
社長が占いを見てもらったそうです。
そして占い師から、
「栃木へ進出してはいけない」
と言われたらしい。
その結果、
計画そのものが中止。
私は人生で初めて、
数百万円規模の事業計画が占いで消滅する瞬間を見ました。
そして数日後。
私の口座に40万円が振り込まれました。
本当に振り込まれました。
150万円で買ったボロアパート。
何もしないまま40万円回収。
利回りとかそういう話ではありません。
もはやイベント報酬です。
この経験で学んだことがあります。
世の中には色々な業種があります。
色々な人がいます。
しかし、意外と大切なのは職業ではありません。
約束を守る人かどうかです。
そしてもう一つ。
不動産経営で一番怖いのは空室ではありません。
妻の勘です。
あの時、誓約書を書いてもらえと言われなければ。
40万円は存在しなかったでしょう。
ということで、
人生で一番意味不明だった契約の話でした。
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おもしろい!!!
わたしも占いで人生決める派ですが、先に占ってから物件の下見に来ればいいのに、というのが素朴な疑問ですね